ヤングケアラーについて
ヤングケアラーとは
ヤングケアラーとは、子ども・若者育成支援推進法において、「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者」として、関係機関等が各種支援に努めるべき対象としています。

(出典:こども家庭庁ホームページ参照 令和6年7月3日)
子どもが家族のお手伝いをすることは、家族の絆を強め、思いやりや責任感などを育むことにつながるなどの良い側面があります。一方で、子どもの年齢や成熟度に合わない重すぎる責任や作業など、子どもにとっての過度な負担が続くと、子ども自身の心身の健康や安全や教育に影響が出てしまうことがあります。
子どもへの影響について
子どもが果たす家庭内の役割(家族のケア、お手伝いの範囲や程度)は、時代・文化・地域等によって異なります。子どもの年齢や成熟度に合った家族のケア、お手伝いは子どもの思いやりや責任感を育みます。
一方で、子どもの年齢や成熟度に合わない重すぎる責任や作業など、過度な負担が続くと、子ども自身の心身の健康が保持・促進されない、学習面での遅れや進学に影響が出る、社会性発達の制限、就労への影響などが出てくることがあると報告されています。
家事や家族の世話をしているあなたへ
家族のお世話やお手伝いをする中で、「自分の時間がとれない」「宿題や勉強をする時間がとれない」「友人と遊ぶことができない」等の状況が日常的にある場合には、ひとりで悩まずに、学校の先生やスクールソーシャルワーカーなどの大人に相談してください。また、市役所などにも相談窓口がありますので、ぜひ相談してください。相談内容についての秘密は守ります。
周囲の大人・関係機関のみなさんへ
家庭内におけるデリケートな内容のため本人が語りたがらなかったり、また本人自身がヤングケアラーであることを自覚していないなど、問題が表面化しにくく把握が難しい現状があります。「家族のことを頑張り過ぎていて、負担がかかっているな?」などと思いあたる子どもがいたら、本人に対して気にかけていることを伝え、「いつでも相談にのる」と伝えるだけでも助けになる場合があります。現在の家庭内の状況をどのように捉えているか、支援が必要であると考えているか、本人や家族の意思や希望を確認することが重要です。
ヤングケアラーの相談窓口について
ヤングケアラーの相談は、こども家庭課(こども家庭センター)、各相談窓口で受け付けています。相談窓口でお話をお伺いし、必要な支援機関につなぎます。
相談先 | ||||
市 | こども家庭課(こども家庭センター) | 電話 | 0879-26-1229 | 平日8:30〜17:15(電話) |
県 | 子どもと家庭の電話相談(子ども女性相談センター内) | 電話 | 087-862-4152 | 月〜土9:00〜21:00 |
Eメール相談 | e-kodomo@pref.kagawa.lg.jp |
児童相談所相談専用ダイヤル
電話番号:0120−189−783(フリーダイヤル)
受付時間:24時間受付(年中無休)
24時間子供SOSダイヤル(文部科学省)
電話番号:0120−078−310(フリーダイヤル)
受付時間:24時間受付(年中無休)
子どもの人権110番(法務省)
電話番号:0120−007−110(フリーダイヤル)
受付時間:平日8時30分から17時15分
※土曜・日曜・祝日・年末年始は休み
この記事に関するお問い合わせ先
市民部 こども家庭課
電話番号:0879-26-1229
ファックス:0879-26-1209
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更新日:2024年07月03日