プレコンセプションケアについて

更新日:2024年07月22日

プレコンセプションケア(Preconception cere)とは

プレ(Pre)は“〜の前の”、コンセプション(conception)は“受胎、妊娠”、プレコンセプションケアは「妊娠前からの健康づくり」を意味します。

若いうちから妊娠・出産を含めた将来のライフプランを考えて、早い時期から正しい知識を得て健康的な生活を送ることで、将来の健やかな妊娠や出産につながり、未来のこどもの健康の可能性を広げます。

プレコンセプションケアの目的

プレコンセプションケアの目的は3つあります

1) 若い世代の健康を増進し、より質の高い生活を実施してもらうこと

2) 若い世代の男女が将来、より健康になること

3) 1)の実現によって、より健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、次世代の子どもたちをより健康にすること

妊娠・出産を考えていない方や男性も、プレコンセプションケアを実施することで希望するライフプランの実現につながります。

プレコン(プレコンセプションケア)・チェックシート

チェックシートを活用し、自分の健康状態について振り返ってみましょう

チェックシートは女性用・男性用があります

プレコン・チェックシート(女性用)

プレコン・チェックシート(女性用)

引用:国立成育医療研究センター プレコン・チェックシート(女性用)

プレコン・チェックシート(男性用)

プレコン・チェックシート(男性用)

引用:国立成育医療研究センター プレコン・チェックシート(男性用)

プレコンノート

プレコン(プレコンセプションケア)を実践してみましょう

プレコンノートには、プレコンを初めて聞いた方でも実践できるように、具体的な方法が掲載されています

健康でいるための生活習慣

適正体重を守る

自分の適正体重(標準体重)を知っていますか?

適正体重とはBMI(体格指数)が18.5以上25未満になる体重のことで、BMIは体重と身長から求められます。

BMI=体重[kg ]÷身長[m]÷身長[m] 身長が160cmの場合は1.6で計算します

BMIが18.5未満の場合は「やせ」で、25以上の場合は「肥満」であると言われており、BMIが22になる体重が「最も病気になるリスクが低くなる」と言われています。

栄養バランスを整える

1日3食、主食・主菜・副菜をそろえて食べましょう。たくさんの種類の食品を摂ることで栄養のバランスが良くなります。

また、葉酸は胎児の先天異常である神経管閉鎖障害の予防のため、妊娠・出産を考えている方は妊娠前から充分に摂取していることが大切です。

適度に運動する

プレコンセプションケアでは、1週間に150分の運動を推奨しています。運動不足の方は今よりも毎日10分多く歩く、体を動かすなど身体活動を増やしましょう。

禁煙する・受動喫煙を避ける

喫煙はがん以外にも心臓病をはじめたくさんの病気を引き起こします。また男女ともに不妊のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産・早産・周産期死亡、低体重を引き起こす可能性があります。

アルコールは控えめに

厚生労働省「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒量」は、1日平均の純アルコールで20g程度ですが、女性は男性よりも少ない量が適切であるとされています。純アルコール20g分とは、アルコール度数5%のビールなら500ml、ワインなら200ml程度です。

ストレスを溜め込まない

過度なストレスは心身に悪影響を及ぼします。ストレスを溜め込まないように、自分なりの解消方法を見つけておくことが大切です。

この記事に関するお問い合わせ先

市民部 こども家庭課

電話番号:0879-26-1229
ファックス:0879-26-1209

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