ヒアリングフレイル(聴覚機能の低下)を知っていますか
ヒアリングフレイル(聴覚機能の低下)とは
ヒアリングフレイルとは、聞き取る機能の衰え(耳の虚弱)という意味です。
聞こえにくさから会話に参加することが困難になると人とのつながりが低下し、フレイル(虚弱な状態)や認知症につながる可能性があります。
耳の聞こえをチェックしてみましょう
□ 家族にテレビやラジオの音量が大きいと言われることがよくある
□ 相手の言ったことを推測で判断することがある
□ 外出することがおっくうになった
□ 会議や会食など複数人の会話がうまく聞き取れない
□ 話し声が大きいと言われる
□ 会話している時に聞き返すことが増えた
□ 大きな声で話しかけられてもうまく聞き取れず聞こえたふりをしてしまう
4つ以上あてはまると、聴力低下によるフレイルのリスクが高まります。
(NPO法人ユニバーサル・サウンドデザイン協会サイト)より掲載
ヒアリングフレイルの予防と対策
ヒアリングフレイルは、早期発見や適切な治療を行うことで、要介護状態に進まずにすむ可能性があります。まずは、自身の状態を把握し、予防や治療を行いましょう。
◆家族や周囲が聞こえにくさを早期発見する
離れて暮らしている家族の場合は電話での会話が難しくなることで、医療者や介護者の場合は音量を抑えて話すことで、聴力の低下に気づくケースがあります。
日頃より音声コミュニケーションを積極的に行うことでヒアリングフレイルの早期発見につながります。
◆「治療から予防」に意識ををシフトする
「難聴の早期発見」と「治療から予防」に意識をシフトし、日頃から「聴覚ケア」に意識を向けることが重要です。
「聴覚ケア」の例
・大音量でテレビを見たり音楽を聴いたりしない
・騒音など、大きな音が常時出ている場所を避ける
・騒音下で仕事をしている方は耳栓をする
・静かな場所で耳を休ませる時間を作る
・耳鼻咽喉科で聞こえの検査
・早期に補聴器で聞こえをサポート
(一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「“Hear well,Enjoy life”ー快聴で人生を楽しくー」サイト)より掲載
※「ヒアリングフレイル」は、「NPO法人日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会」を権利者とする登録商標(商標登録第6340673号)です。
※「ヒアリングフレイルについて」の項目は、「NPO法人日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会」の許可を得て掲載しています。(無断転載禁止)
この記事に関するお問い合わせ先
市民部 長寿保健課
電話番号:0879-26-1360
ファックス:0879-26-1361
0879-26-1339
更新日:2025年05月01日