女性に配慮したAEDの使用方法と三角巾の配備について
AEDの使用率に男女で差
(参照:プレホスピタル・ケア 通巻153号(東京法令出版株式会社)
「女性へのAED使用に対する抵抗感について」)
京都大学等の研究グループが、全国の学校の構内で心停止になった子どもについて、救急隊が到着する前にAEDのパッドが装着されたかどうかを調べました。
その結果、小・中学生では男女に有意な差はありませんでしたが、高校生になると男子生徒に比べ、女子生徒のAEDパッド装着率が、30パーセント近く低かったことが明らかになりました。
研究チームでは、女子高校生の場合、近くにいた人たちが素肌を出すことに一定の抵抗があったのではないかと分析されています。
女性に配慮したAEDの使用方法
(参照:公益財団法人日本AED財団ホームページ)
AEDによる電気ショックが1分遅れるごとに救命率は10パーセントずつ低下します。
女性に配慮したAEDの使用方法を理解することで、女性にもためらわずにAEDを使用してください。
女性に配慮したAED使用のポイント
(監修:公益財団法人日本AED財団 出典:東京都多摩府中保健所)
AEDは電源を入れて2枚のパッドを素肌に貼りますが、衣服や下着を少しずらして貼る
ことで使用できます。服を脱がす必要はありません。
・パッドを素肌に直接貼り付けることができていれば、ブラジャーを外す必要はありません。服の下で下着をずらして、右の鎖骨の下と左のわき腹あたりに貼ることで対応できます。
・金属製品(ブラジャーのワイヤー部分、ネックレス等)はパッドに触れさせないようにしてください。パッドに触れていなければネックレスは無理に取り外す必要はありません。
・完璧でなくても構いません。命を助けるために勇気を持って一歩を踏み出してください。
AEDへの三角巾の配備

市では、AED使用時のプライバシー保護を目的として、市内の公共施設に設置してあるAEDに三角巾を配備しました。AEDパッドは素肌に直接装着し、三角巾を広げて体にかぶせてください。また、応急手当にも活用できるため、止血や固定など必要に応じて使用ください。
市内の公共施設に設置してあるAEDはこちらで
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更新日:2024年12月05日