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-広報 2008年 3月号 テキスト版-

第60号(2008年3月1日発行) 

私たちにとってハマチとは?
 養殖80周年、野網和三郎生誕100年を迎える今年、本市のハマチが注目を集めています。
 新ブランド「ひけた鰤(ブリ)」を確立し、多くの期待が寄せられるなかで市内外の方々にそれぞれの思いをうかがいました。さて、皆さんにとってハマチとは?
 
小西康雄さん(三本松商店会会長) 
ハマチのつかみ取り?
ハマチ養殖はすごい歴史があるなあと思います。でも、市内でまだ「ひけた鰤」のことを知らない人がいるんじゃないでしょうか?まずは、もっと地元でPRしてほしいですね。「ひけた鰤」を商店街の歳末大売出しの目玉商品にできたら喜ばれるでしょうし、催しの中でハマチのつかみ取りなんかやってみても面白いかな?
 
伊藤さん親子(高松市からハマチの初売りに)
香川でハマチと言えば
テレビを見て初めて「ひけた鰤」の初売りに来ました。明日、大阪の実家に帰省するのでお土産に買って帰ります。
妻が山口県出身なのですが、香川県のハマチを知っていました。で、「香川でハマチといえばやっぱり引田!」というイメージを持っています。
これからマグロの漁獲量が減少するそうですし、そのぶんハマチの需要が高まってくるんじゃないでしょうか?
 
工藤真裕さん(2008年新成人) 
ひけた鰤はうれしい
ニュースで「ひけた鰤」が全国に出荷される様子を目にしました。「ひけた」という言葉が名前についていることが、引田育ちの私にはうれしかったかぎりです。養殖が80年目の節目を迎えたことを知り、驚きと感動でいっぱい。これからも市のアピールになるようハマチ養殖が発展することを願っています。
 
アンナさん(イタリア料理教室講師)とご家族 
ハマチとトマト
わが家ではハマチをフライにしたり、頭をスープのダシに使ったりしています。夫が釣ったアジの刺身も子どもたちには大人気。料理教室でハマチを使うとしたら、オリーブオイルとパセリで香りを付け、ビネガー少々かバルサミコ酢で味を調えたうえでトマトと一緒に煮込む料理なんかいいかも。 
 
角昌五郎さん(日本手袋工業組合 専務理事)
環境との調和
野網和三郎翁が初めてハマチ養殖に取り組まれたときは、大変な苦労があったことと思います。郷土で新しい産業を始めた努力・思いはハマチ養殖も手袋産業も同じです。
養殖漁業に限りませんが、これからは地球温暖化への対応として、環境との調和を目指す努力・研究が求められてくるのではないでしょうか?将来的には、環境対策として海ではなく陸上での科学的な養殖が可能になるかもしれませんね。
 
[特集] 今なぜハマチ?3つの理由が
脚光を浴びるハマチの魅力を『野網和三郎』『ひけた鰤』『地域との関わり』それぞれから紹介します。身近にいながら意外と知らないハマチのことを、もう一度見つめてみませんか?
 
01 野網和三郎
80年前、安戸池で世界で初めてハマチ養殖に成功した同氏。その養殖にかけた情熱と人となりを探ります。
【 略歴 】 
明治41年 大川郡引田町で出生 
大正10年 三重県立志摩水産学校に入学
昭和 3年 安戸池でハマチ養殖に成功
昭和21年 引田町漁業会会長に就任
昭和26年 戦後、安戸池養殖事業を本格的に再開
昭和44年 黄綬褒章を受章
        病歿
        従六位に叙せられ、勲五等瑞宝章受章
 
当時、同氏と働いた工藤好夫氏(77)のお話。
魚一辺倒の方でした。仕事にとても厳しく、まさに昔気質の人という感じ。「獲る漁業」から「育てる漁業」への転換を早くから唱え、常に先々のことを考えていました。
「生産者は消費者たれ」が口ぐせ。おいしい魚を作るときは消費者の気持ちになれということです。餌の鮮度にもこだわり、少しでも傷んでいる餌を持ってきたら「こんなんいかんわ」と捨てられたことも。本当に魚に生きがいを感じていた方だったと思います。
 
02 ひけた鰤
昨年11月の初出荷から先月の地域団体商標(※)出願申請まで話題のひけた鰤。その美味しさの秘密を探ります。
※ 地域団体商標 地域名と商品名からなる地名入り商標を団体商標として登録する制度。地域ブランドの保護・育成により地域経済活性化が期待できます。 
●大型小割
25メートル四方、深さ20メートルのいけすで広々と泳がせ、天然に近いストレスの無い環境で育てます。運動量を増した魚の身はぐっと引き締まります。
 
●エサ
安全が確認され、栄養価にこだわった餌しか使用しません。食べ残しがほとんど出ない餌を使用し、海に負担をかけません。
 
●給餌制限
夏場は太らさずに泳がせて体長を伸ばし、秋から栄養価の高い餌を与えて太らせます。引田沖では秋頃から急激に水温が低下するため、絶妙のタイミングで一気に脂がのり一段と美味しい魚に仕上がります。
 
●食の安全
安心して食べていただけるよう、引田漁業協同組合では商品履歴書をホームページで公開しています。
 
この条件を満たし引田漁業協同組合で扱う4㌔以上のブリのみが晴れて「ひけた鰤」という称号を得て出荷されます。
 
03 地域とハマチ
本年度の、ハマチに関わる地域の出来事などを紹介します。
●オリジナル商品
讃州井筒屋敷ではハマチの燻製「はまちっ子」を販売中。
かめびし醤油のもろみ搾り糟にハマチを漬け込み燻製にした「ご飯の友」「お酒の友」も新発売。 
 
●無料試食会
12月8・9日、マーレリッコでひけた鰤の試食会実施。両日で100人を超える賑わい。
 
●地産地消
地元小学生が安戸池で育てたハマチ約471尾が学校給食に。3400人分のはまちのチリソースとして市内各小・中学校に振る舞われました。
 
●フランス料理
引田小学校では、国際ホテル洋食料理長の松原勉氏を招き料理教室。メニューはハマチのカルパッチョバジル風味ソース、ハマチとエビのムニエール香川県産みかん風味のソース等。
 
●釣大会
毎年5月~10月頃、安戸池釣場フィッシュフックで行われる釣り大会。昨年5月の大会では6・5㌔のブリが優勝。問合先、㈱ソルトレイクひけた(℡33-2800)
 
●歴史民俗資料館
野網和三郎が自身の人生を書いた「海を拓く安戸池」や安戸池の観光絵はがき、かつて本市で使われていた漁具を展示しています。問合先、同館(℡33-2030)
 
●ワーサン亭
鮮度抜群のハマチを使ったフライ、刺身などが味わえます(※刺身は土日のみ対応)。問合先、㈱ソルトレイクひけた(℡33-2800
 
 
ハマチ養殖のこれから
服部郁弘さん
引田漁業協同組合長(香川県・全国漁業協同組合連合会の代表理事会長)
 80年前、世界で初めてハマチ養殖に成功した地「引田」の名前をハマチに使えるのは本市だけです。その「ひけた鰤」が皆さんに一番愛される商品に育ってくれるよう願います。ひけた鰤が全国に流通し、県外に出た方にも地元を思い出しながら懐しさとともに味わっていただければ幸いです。もちろん「ひけた」という名を冠する以上、責任をもって取り組まねばなりません。安全・安心な商品をお届けできるよう万全の体制を整えています。
 世界的に水産物の需要が高まるなか、一般漁船漁業だけで世界の消費に応えていくのは難しくなるでしょう。日本の200海里(排他的経済水域)は世界第6位。この大きな海を上手に耕し水産物の安定供給につなげていくことが大切です。そのため養殖漁業はもっと頑張らねばなりません。
 本市の養殖漁業は縮小傾向にありますが、この灯を絶やすわけにはいきません。ハマチ養殖発祥の地という誇りをもってすごいハマチを作っています。皆さん、安心してどんどん食べてください。そして引田のハマチは美味しいですよと、お知り合いに伝えていただければ幸せです。
 
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安戸池ワーサンにぎわい市
と き  3月1日(土)、2日(日) 10:00~16:00
ところ  安戸池ワーサン周辺
漁師鍋、おさかなシャトルⅡが来場、本市特産加工品の販売、ハマチ丼の実演販売、県産品コンクール作品展示、他にも各種イベント・販売あり
※期間中、安戸池フィッシュフックは臨時休業します。体験学習館マーレリッコは無料開放。
■問合先
香川県農政水産部水産課
℡087-832-3472
 
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お問合せ先

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