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-広報 2007年 4月号 テキスト版-

 
第49号(2007年4月1日発行)
特集 県立大川東高等学校閉校
 
惜しまれつつ消えるひとつの校歌
思い出はいつまでも心の中に・・・
 
 平成十九年三月、開校以来3,000余名の卒業生を輩出した県立大川東高等学校の五十九年の歴史に幕が下ろされました。慣れ親しんできた学び舎、母校がなくなる日・・・。卒業生、関係者の学校への思いを紹介します。
 
 
 香川県教委は、県立高校の再編についての検討を重ね、平成十四年の「県立高校の再編整備基本計画」で、大川東高等学校の閉校を発表しました。それから四年を経た今日、とうとう閉校の時を迎えました。
 三月二日、卒業生、保護者、来賓ら200余名が参列し、卒業証書授与式と閉校記念式典が厳粛に執り行われました。この日は、まるで最後の卒業生七十二人を祝福するかのような晴天に恵まれました。
 式典に出席した人々の心には、閉校になる同校へのさまざまな思いがあったでしょう。卒業の喜び、新しい生活への期待と不安。今日の卒業式は、最後の卒業生にとって一生の思い出になったことでしょう。
 同校の素顔を卒業生、先生方のインタビューを通して紹介します。
 
 
 
素 敵 な わ が 母 校(敬称略)
生徒への質問
氏名(出身中学校)
①学校での思い出
②この学校の好きなところ
③この学校を選んでよかったと感じること 
 
環境デザイン科
 渡邉 恵里奈(大川中)
 宮本 里子(玉藻中)
 西内 未希(白鳥中)
 田中 理沙(白鳥中)
①ボランティア活動での田の浦実習がとにかく暑かったことが思い出に残ってます。
②先生と生徒の仲のいいところですね。
  好きな場所はやっぱり滝かな。 他校にはないから(自慢)。
③イベントが多くて、いろんな体験ができるところがよかったです。
 
普通科 渡邉 諒(大川中)
①野球部だったのですが、練習の時は、毎日これが最後だという思いで必死でした。最後    に勝って名前を残したかった・・・。
②緑豊かなところです。
③先生が生徒の気持ちをよく考えて動いてくれるところですね。また、学校がなくなることは      寂しいけど、大川東高等学校という校名にプライドを持っていたいです。
 
普通科 大野 詩織(引田中)
①修学旅行で、夜友達といろいろ話したことが思い出に残りました。そして、友情が深まっ       たと実感しました。また、駅伝大会では男女とも私のクラスが優勝し、男女関係なく応
    援 しあい、この時、クラスが一つになったと感じられました。
②周りに緑が多く、海は近いし環境のいいところです。
③人数が少なく、先生が生徒全員の名前を覚えてくれてとても親しみやすく、先生と生徒が
   一体化している感じがします。
 
環境デザイン科  盛井 祐誌(引田中)
①3泊4日の修学旅行です。特に、アイヌ民族資料館に行って、その文化に触れることがで
   きたのが心に残りました。また、最後の体育大会でせっかくリレーのアンカーを任された
   のに、途中で抜かれてしまったことが悔しい思い出です。
②庭の滝が好き。休み時間に友達と滝で日向ぼっこしているとすごく落ち着きます。
③誰とでも仲良くできること、いろんなおもしろい友達と出会えたこと、宿題が少ないことで
   す。
 
平成元年度卒業生  國方 典子 (白鳥在住)・ 竹内 眞美 (多度津在住)
 高校時代の一番の思い出はやっぱり部活動です。当時の友達は、今でも大切な仲間ですね。学校行事では駅伝が一番印象に残ってます。
 学校がここにあるということは当然だと思っていたので、無くなってしまうことはとても寂しいし、まだ、無くなるという実感がありません。「もっと遊びに来ておけばよかったなあ」と思っています。
 
同窓会長  田中 正彦(引田在住)
 私が通っていた頃は粗末な施設でしたが、向上心に燃えて勉学に励んでいました。昭和46年、南原繁先生が本校を訪問された時大勢が集まり、中庭にあった泉水の橋の上で一緒に写真を撮りお話を伺う機会に恵まれました。その時の言葉で印象に残っているのは、「山椒は小粒でもぴりりと辛い」という言葉です。人数や規模ではない、特色を持たせることで立派な学校に。我々は、その言葉に大変励まされたことを今でも鮮明に覚えています。
 
 
全国大会出場 大川東高の名を高めた
ワールドカップ・ジュニア世界選手権日本代表(最年少)
環境デザイン科 藤長 和也(大川中)
 フェンシングをするためにこの学校を選んだので、ここでいい成績が残せて良かったです。そして、顧問の市ケ谷先生のもとでフェンシングができ、高校生活最後にスイス行きが決まった代表選考会で準優勝したことが一番の思い出ですね。
 将来の夢は、頂点を極めたい。オリンピックの日本代表になり、メダルを取って親に胸を張ることです。
 
インターハイ サーブル初代女王・県選手権大会 史上初V3
 環境デザイン科  海部 わかな(大川中)
 この学校でフェンシングに出会い、すばらしい指導者に出会えたことが最高でした。また、先生にはどんなことでも相談でき(親には言えないようなことでも)とても真剣に考えてくれる素敵な学校です。
 将来の夢は、オリンピックに出場して金メダルを取ることです。そして、人間的にも人に好かれる人を目指します。
 
大川東高等学校 14年勤続  三 宅 淳 治 先生
 一番の思い出は、特別活動として「体育大会」「生徒会合宿」「文化祭」などを生徒といっしょに企画し、やり遂げたことです。また、本校は小規模校のため、すべての生徒のことを把握でき、とても親しみを感じます。そして、何より裏表がない素敵な生徒と出会えたことが最高でした。
 
 
【思い出はいつまでも】
 白井 千春  校長
 
学校の思い出は?
 通算九年間奉職した本校で一番心に残ったのは、学校のシンボルである校旗の閉納の時です。閉校式の壇上で、生徒から校旗を受け取った時には万感の思いがこみ上げてきました。
 
この学校の特色は?
 校長としての五年間、生徒が「行きたくなる学校」を目指してきました。
 われわれ教師は、常に子どものことを知ることに努めました。まず、職員室の開放を試みたことにより、教師と生徒の距離がぐっと近づき、互いに信頼関係を築くことができたと実感しています。
 また、本校の特色として「インターンシップ事業」「ボランティアDay」「チャレンジDay」とさまざまな活動を行いました。特に、インターンシップ事業では、プロの厳しさを実体験することで、その後の学校生活の態度まで変わるほど生徒の成長が見られました。
 
卒業生へのメッセージを
 学び舎のあるここ引田には、鳴門海峡を越えた強い風(東風)が吹き込んで来ます。これからの人生、強い風に立ち向かわなければならない時(ピンチ)、風に乗り思うように事が運ぶ時(チャンス)とさまざまでしょう。しかし、これまで本校を巣立った3,248名の皆さんの心には「東風魂」が宿っています。私は、みなさんの心に宿る「東風魂」で、どんな状況の時も決してくじけることなく突き進んでいってくれると信じています。
「東風(こち)魂」よ永遠なれ」
 
 みなさんの話を聞き、先生方の思いは確実に生徒の皆さんの心に届いていると感じました。たとえ、学校はなくなっても、この三年間で身につけたさまざまなことは、これからの人生の大きな糧となることでしょう。
 
 
振り返る大川東高五十九年間の歴史   
  大川東高等学校創立五周年記念誌「東翔」より
 
一九四八(昭二十三)年 県立大川高等学校(現三本松高等学校)引田分校発足
                定時制課程普通科(夜)同家庭科別科(昼)設置
一九四九(昭二十四)年 県立高等学校再編成により県立三本松
                高等学校引田分校と改称
一九五一(昭二十六)年 五月校舎新築落成式挙行
一九五二(昭二十七)年 定時制課程農業科(昼)、同家庭科(昼)設置
一九五六(昭三十一)年 正門完成(現在の生徒通用門)
一九七一(昭四十六)年 南原繁先生来校、記念植樹
一九七二(昭四十七)年 定時制課程農業科(造園科)(昼)設置
一九七六(昭五十一)年 全日制課程農業科(造園科)(昼)、家庭科(家庭科)設置
一九八三(昭五十八)年 県立大川東高等学校設置
                全日制課程普通科・同農業科(造園科)
一九八四(昭五十九)年 三月三十一日 県立三本松高等学校引田分校廃止
                     四月一日    県立大川東高等学校開校
一九八六(昭六十一)年 全日制課程家庭科廃止
一九九八(平十)年     全日制課程農業科(造園科)生徒募集停止
                   全日制課程農業科(環境デザイン科)設置
          
二〇〇五(平十七)年  生徒募集停止
二〇〇七(平十九)年  三月三十一日 県立大川東高等学校閉校
 
 
 
思い出の校歌    昭和五十九年四月発表
 
大川東高等学校校歌
 
             横井 實 作詞
             抜井 寛 作曲
 
一 躍進の意気誇らかに
  学びて競うわれら今
  未来をめざし進み行く
  清新の色さわやかに
  紺碧 瀬戸の海に似て
  希望の空に羽ばたくは
  大川東 わが母校
 
二 友情の歌高らかに
  努めて励むわれら今
  試練に挑み超えて行く
  誠実の樹はのびやかに
  早緑 阿讃の山に似て
  希望の空に羽ばたくは
  大川東 わが母校
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